NF

地方で働くプログラマ

誰がために鐘は鳴る

タイトルだけは知ってたけど、ヘミングウェイの小説らしい。自分の世代的には「カエルの為に鐘は鳴る」の方が有名かもしれない。そんな事はどうでも良いとして、暫く読んでた「量子革命」が読み終わりました。


量子力学の内容や歴史をほとんど知らない自分にとって、本の内容が難しくて非常に難儀しました。読み終わった後でもほとんど理解できてない。例えば現代、量子力学の応用で量子テレポートとかが極限られた条件で成功しているらしいが、これ読んだ後でも信じられてない。
この本が人間ドラマに焦点を当ててるため、その辺は興味深く読めたのだけど、この前に読んでいた「暗号解読」はストーリーに加えて内容もそれなりに理解しながら読めたのでスラスラいけたんですが、こっちは中々頭に入らず。まぁ「暗号解読」も終盤の量子暗号のあたりはさっぱりだったけど。

この本が難しい理由は、私の頭の性能が低いとか、量子力学が直感的でない、ということだけでなく、本でも触れているように、この分野が未だに(古典力学と比べて)未解明部分が多すぎることあると思う。読後少し調べたけど、終盤の1970年代から現代まで、この分野はそれ程急激に解明がされた訳ではなさそうだし。(研究してる人には怒られそうだが)


あと内容と関係ないけど、ヨーロッパ人の手紙とかの言い回しが大変興味深かった。一例として、プランクが亡くなった時にアインシュタインが家族に向けた手紙なんかもそうで。『彼と知り合う特権み恵まれ、「美しく実りの多い時を」凄した思いで』とかそのような。何か大事な場面でこういう言葉が使えるような大人になりたいと思った。

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という訳で、やっと次の本に手を出せます。幾つか買っていて、氷菓シリーズ最新作の「いまさら翼といわれても」、シリーズ完結になる「ビブリア古書堂の事件手帖 7巻」、あと親が欲しがってたので買った山崎豊子の「約束の海」とついでに中古で買った「沈まぬ太陽」。

この辺が読み終わったらまた次を探そうかと思います。あ、氷菓シリーズをもう一度読み直したい気もする。あと、「Ever17」と「YU-NO」をやりたいので、やり掛けの「CROSS CHANNEL」を終わらせないと・・・