読んだ。タイトルは有名な宣伝文句の「インテル・インサイド」から来てるようで。日本だと「インテル入ってる」ですね。(これ考えた人うまいと思った)
簡単に所感を言うと、CPUの歴史とか全然知らなったので興味深かったけど、読み物としてはあまり(期待してたほどは)面白くなかった。あと、図書館を久々に使った。10年ぶりくらい。
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読んだキッカケとしては、マイクロソフトの「闘うプログラマー」が好きで、似たような本無いかと探してたらどこかでお勧めしてもらった。ただ、上巻はまだ技術っぽい話が多かったけど、下巻はなんか訴訟とかそんな話ばっかであまり…だった。ソフトじゃなくてハードの会社だから仕方ない部分かもしれないけど。
なんか内容インテルが如何にあくどい事をやってきたみたいなのでメインで、良く知らない会社だったけど印象がかなり下がった。これは後書きを読んだら少し分かって、作者の人がインタビューを申し込んだとき、最初は前向きな回答だったけど結局途中から連絡を取れなくなったらしい。それで、結局辞めた人とかライバル会社のインタビューメインで書いた結果こうなったと。という訳で完全に中立な観点の本ではなさそうだけど、まぁ事実に基づいてはいると思うので、印象もそれほど間違ってないかも。
あと当時の米国目線の日本の話とか出てくるのは面白かった。
ところで最近のインテルって言うと、脆弱性見つかったりAMDが台頭したりでかなり苦境に立たされてるイメージ(あとTick-Tock戦略も2016年に転換してたし。と言ってもまだまだ強いだろうけど)。なんか、特に脆弱性の話とか同情的に見てたけど、この本で印象悪くなってしまった。そういえば、社長は本でメインに扱われてたグローヴさんが三代目、今は八代目らしい。
あと、逆にAMDがどうやって今までやってきたのかも気になって来た。CPUの歴史話は他に本があれば読んでみたい。